三國神社
三國神社は西暦927年にまとめられた延喜式神名帳に名前があるそうなので、少なくてもその頃にはすでに、この地域では有名な神社だったのだろう。
とはいえ途中で資料が断絶されていて中世で一回廃絶した可能性もあるそう。
現在の神社としては1540年に湊の住人が御神体を拾い上げて山王宮を開いたところから始まる。
明治初めは土地の地名を取って桜谷神社とされていたが、明治18年(1885年)に現在の「三國神社」になったそう。
神社は海からまっすぐ伸びる参道から見るととても大きく立派な鳥居が印象的。

境内は年季を感じる清らかで荘厳な雰囲気が張り詰めていて、とても居心地がいい。そこかしこにとても立派な苔が生していてそちらもかなり素敵。
物思いに耽るのにとてもいい空間だろう。今度考え事をしにこよう。
三國神社といえばやっぱりお祭り、文献での初出は1717年(享保2年)。そんな昔から文献に書かれるほど賑わっていた祭りがどれほどあるんだろう。
一向宗の例を見ても北陸の信仰深さには驚かされるばかり。
神社の敷地は大神宮のそれに比べたら比べるまでもないが、苔の生え方や木々の樹齢、鳥居や門の荘厳さを見ても圧巻されます。
神社といえば狛犬。三国神社の狛犬は年季を感じるとても凛々しお姿。


北陸三大祭の一つ三国祭は別項にて。