千古の家(坪川家住宅)

豪雪地帯の暮らしを感じることができる茅葺の家

福井県内最古の民家である坪川家住宅は、中世末から江戸時代初期にかけて建てられた国指定重要文化財です。

家主である坪川家は、平安後期の北面の武士・坪川但馬貞純の子孫と伝えられる地方豪族で、当時の生活様式を窺い知ることができる貴重な建造物となっています。

建築的な特徴として、正面が入母屋造り、背面が寄棟造りの茅葺屋根を持ち、独特の優美さと迫力のある破風が印象的です。外回りは杉皮張りの壁に障子戸の白に侘び寂びを感じます。構造面では、栗材の主要な柱に手斧(ちょうな)や槍鉋(やりがんな)で仕上げた跡がそのまま残っており、木の股を利用した股柱を3本も使用するなど、全国的に見ても貴重な工法が用いられています。

建物内観

四季を通じて楽しめ、6月中頃には隣接する菖蒲園できれいな菖蒲の花が咲き誇り、秋になると庭園が色鮮やかな景色を見せてくれるのも魅力でリピーターも多いです。

7月には紫陽花が咲いていた

また土日限定ですが、御休み処では地元丸岡産そば粉を使った十割そばを地元のお母さんがその場で打っていて、正午くらいに行くと打ち立てを味わうこともできますよ!

休憩処の中でそばを打っている

十割とは思えないもっちりした食感と辛みを抑えた大根おろし、かつお節がそばによく馴染んでとっても美味!

歴史ある民家と四季折々の風情ある風景を見ながら打ちたてのそばを楽しんでみては?

所在地福井県坂井市丸岡町上竹田30-11
営業時間09:00~17:00
料金大人500円
小中学生300円
休業日水曜(冬期は予約を受けた場合のみ営業)
お問合せ0776-67-2111
お蕎麦800円

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