旧岸名家
三国港を代表する商家「岸名家」
福井藩三国湊で材木商を営んだ、新保屋岸名惣助が代々住んでいた町家を一般公開しています。
越前平野を流れる九頭竜川が日本海に注ぐ河口に位置する三国湊は、日本遺産にも登録されていて、江戸時代には日本海海運で活躍した北前船が出入りする寄港地として、また河川舟運を通じて内陸部とを結ぶ物資の集散地として繁栄していました。
表屋が北に延び変化に富んだ外観を呈し、角地に建ち周囲でも一際目立ちます。切妻造妻入の主体部の前方に平入の表屋を付けた、この地域に特徴的な「かぐら建て」の町家です。間口5間余、奥行6間半、2階建、桟瓦葺で、室内は天井が低く柱や造作材を弁柄塗、壁を色土壁とした瀟洒な造りになっており、1階には店の帳場や座敷、台所などがあり、2階には三国ゆかりの文化人の資料が展示されています。
また、三国の見所、歴史、文化、食事処などを教えてくれる、ボランティアガイドきたまえ三国が常駐しており、町歩きの楽しさを教えてくれます。
場所
〒913-0045 坂井市三国町南本町4丁目6番54号連絡先
NPO法人ボランティアガイドきたまえ三国 0776-82-0947時間
9:00〜17:00定休日
水曜日、年末年始